PC FPS Games.net

Wolfenstein: The New Order プレイ感想、評価など

2014-06-16 カテゴリ:Wolfenstein タグ:


2014-06-15_00014

「Wolfenstein: The New Order」をクリアしたので感想を書く。

買おうかどうしようか迷ってるみたいなことをこの前書いたけど、結局買った。steamだと6000円ちょい。音声も字幕も完全日本語化されてる。

ちなみに多少のネタバレも含むので注意してほしい。

■環境と設定

PCのスペックは下記の通り
cpu:core-i7 2600
os:windows7 64bit
mem:16GB
video:radeon HD 7850 2GB

2014-06-15_00001

俺は1920*1200(16:10)のモニターを使っているんだけど、ゲームするときはフルスクリーンで1920*1080(16:9)のレターボックスにすることが多い。ところがこのゲームではフルスクリーンにすると画面の縦横比に固定されてしまうようで、16:9サイズが選べない。仕方ないので1920*1200(16:10)でプレイした。

FOVは最大の100に設定。狭いとは思わないが、もう少し広げたい気もする。

マウス感度はマウス自体の感度を上げてあるのでゲームの設定ではかなり低くしている。180度振り向きが大体3センチくらいかな。

画質は結構高く、描画はそれなりに重い。俺の環境では「中」がベストだった。体感では60FPSぐらい出ていたように思う。

2014-06-15_00013

難易度は「VERY HARD」で、クリアには14時間かかった。

■良かったところ

●美麗なグラフィック
上にも書いた通りグラフィックは結構きれい。ただし、リアル志向ではなくエフェクトで華美に演出した感じ。美しいけど、現実的ではない。

2014-06-16_00003

●キャラクターデザイン
キャラのデザインは敵も味方もよくできていると思う。序盤でスーパーソルジャーと遭遇する場面ではコミカルな動きに爆笑した。ピョンピョンと跳ねたと思ったら、ダダダダダダとダッシュしてきて、馬鹿な機械というイメージをうまく出していたように思う。

デスヘッドは影薄いんだけど、エンゲルおばさんは中盤かなり盛り上げてくれる。ヘルファウストにぶん投げられて顔面バキバキになり血とヨダレを流す場面は迫力があった。

2014-06-16_00001

●多彩なロケーション
多彩と言っていいのかはわからんが、飽きることがないくらいには場面転換があった。爆撃機での空戦、城、病院、検問、収容所、地下道、月面と、それなりにレパートリーは多い。ただし、VERY HARDでやった感じではランボープレイは難しいように感じた。リプレイするときは適当に難易度をいじってやった方がいいように思う。

2014-06-16_00006

■悪かったところ

●敵のスポーンが糞
いきなり通路のど真ん中みたいなところから湧いてくることがたまにあった。ヘビーロボットにガン待ちされて動けないとき、いきなり後ろから撃たれて死んでかなりムカついた。そのせいで敵の数の目星をつけるのが難しく、ビビリプレイになってフラストレーションが溜まりやすい。どうにかしてほしい。

●爽快感が薄い
武器全般に言えることだけど、敵を倒した時の爽快感があまり感じられない。これは感覚的な部分なので表現するのが難しいんだけど、敵のリアクションに武器の威力を感じにくいからかもしれない。

唯一、サイレンサー付きのピストルでヘッドショットした時の感覚だけは、他のゲームにない快感だった。無音で敵だけがドサッと倒れる。ヘルメットかぶった敵も殺せたりして現実離れしてるんだけど、結構気持ちいい。

●両手持ちが意味ない
このゲームでは武器を2丁構える両手持ちができる。いわゆるアキンボ。2丁で撃つから瞬間的な制圧力は上がる。でもこのゲームではヘッドショットダメージがでかいので、無闇に撃つより頭をよく狙って撃った方が結果的に早く倒せる。そんなわけで両手持ちにはあまり出番がない。ファイヤー・トルーパーとか硬い敵を倒すとき、たまに使う程度。

しかし出番がないにも関わらず、カレント武器のキーをもう1回押すと両手持ちに移ってしまうため、押し間違いによる両手持ち移行が頻繁に起きてしまった。これはまあ俺のキー操作が適当なせいでもあるんだけど。戻すためにもう1回同じキーを押したり、リングを開いて武器を選び直したりで、結構フラストレーションが溜まる。

■感想

俺がそれなりに色んなゲームをやってきたせいかもしれないが、オリジナリティを感じる場面が少ないゲームだった。

月面基地はナチスのオカルト的な面を反映していて面白かったけど、それ以外はとにかくやってて他のゲームを思い出すことが多かった。というか、全体的にHL2と雰囲気が似ているように思う。グラビガンの代わりにレーザークラフトワークがあって、それでパズルを解いていくと考えるとほぼそのままのように感じる。

水面の高さを上げて先に進むとことか「これ前にやったよな」と思ったし、地下でドローンと戦うとこもHL2のマンハックとの戦いそのままだった。

グラフィックや世界観、ストーリーはいいんだけど、プレイ自体はありきたり。6000円はちょっと高くないかという感じだ。なんかもうひとつこのゲームの象徴となるような、スカッとするカッチョいい武器があれば、評価は変わったかもしれない。

キャロラインが着てたスーツを俺に着させてくれれば良かったんじゃないかね。

最新記事

今日のアクセスランキング


人気ブログランキングへ